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「芝田!」
「ショウコ!」
「翔子!」
彼女は総司に倒れ掛かり、その胸で血を吐き出していた。
「翔子ちゃん!」
「救急車!」
冷静さを取り戻した亜季がそう告げるが、
「……無駄だよ」
弱々しい翔子の声が四人の届く。
けほけほ、と血を吐き出しながら翔子は総司を見上げる。
深紅の液体が床を染め上げる。
血が駆け寄ったジャック、総司の胸元に吐かれ、床に吐き散らされた血に、亜季と淳司の靴が朱に染め上げられる。
「……もう、時間が……ないね」
「これはどういうこった!」
「淳司、落ち着いて!」
混乱する淳司を亜季が一喝する。
「……でも、これナニ?この矛盾は、終わるんじゃなかったノ?!」
ジャックも困惑気味に叫ぶ。
「……うん。終わるよ、私が死んで……この世界は、閉じられる」
「!」
四人の思考が凍る。
「……これは……私の望みを叶えて、史記先輩が創ってくれたの」
「終わるって……どういうことだよ?!」
総司が彼女の肩を揺さぶる。
「総司!翔子を横に!」
亜季の指示に従い、総司がゆっくりと翔子の体を横にする。
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